有機性廃棄物(生ごみ・畜糞)の発酵堆肥化処理のご案内

SシリーズWシリーズDシリーズクリーンドームピギー酪楽ロボエコシーダーエコガイア| 乾式バイオガス・プラント| 製品案内

乾式バイオガス・プラント

はじめに

近年、各地で頻発する異常気象に加え、原油・穀物等原材料の高騰により、「温暖化対策および エネルギーや食料の自給をどの程度目指すのか?」現実的な論議が始められている情勢です。

米国の生物学者ジャレド・ダイヤモンドは、著書「文明崩壊」の中で、 世界中の10近い文明についてその崩壊の要因を克明に分析しています。

多くの文明に共通する事は、
「人口増加→薪・木材需要増大や耕作拡大などのよる森林減少→乾燥化→土壌流出」
というように持続的な地域資源管理に失敗し、そこに社会的混乱が生じて崩壊するサイクルです。

振り返って現在の世界を見ると、人口増加、森林減少、乾燥化などまさに急速に進行しており、 近いうちに方向転換しなければ近代文明もまた崩壊することは明らかなように思われます。

ダイヤモンドは、それぞれの文明が何故、崩壊を食い止められなかったかの分析も行ってます。 環境問題の予測・感知が難しいことや短期的視野に基ずく行動などを挙げ、 時代の変化に合わせて価値観を変えることが出来たかどうかが死活を分けると述べています。

20世紀は、化石燃料の大量消費によって経済活動が増大し続け物質的な豊かさを謳歌した時代でした。
しかし、それは永久に続ける事が可能なシステムではなく、 いずれ転換せざるを得ない事は自明です。

異常気象、金属資源の逼迫、ピークオイル論の浮上、漁業資源の危機的減少等、 すでにその兆候は現れています。

現在だけでなく将来にわたってずっと保ち続けていくことができる社会への転換において、 持続可能なバイオマス利用は有効な手段です。

しかし、温暖化対策、エネルギー安全保障、農山漁村の振興、持続的な地域社会の構築等の さまざまな問題は、決してバイオマス利用のみで解決出来る訳ではなく、 まずは化石燃料の大量消費によって成り立っている現在の産業システムの変革から 取り組んでいく必要があります。

よくバイオマス等再生可能エネルギー利用の先進国として挙げられるドイツでは、 エネルギー税(環境税)導入、再生可能エネルギー法制定と並行して、 「エネルギー対話2000」と言う1年以上に渡る国民的議論が展開されたと言われます。

日本に於いても、エネルギーや食糧の自給をどの程度目指すのか、 その為にどの程度の負担が掛かると予測され、これを受容するのか? 国民的議論が必要な時期が近いのではないかと考えられます。

その一助として、中部エコテック鰍ナはドイツ「BioFerm社」乾式メタンプラントを 導入し、環境保全・社会への貢献・経済の発展を目指します。

HOMEへ戻る